「俺たちの勲章」

1970年~1979年
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俺たちシリーズの刑事編

 

 

 

 

 

 

 

 

放送期間:1975年4月2日~1975年9月24日 全19話
放送時間:毎週水曜、20:00~20:54
製作:東宝
放送局:日本テレビ系
脚本:鎌田敏夫 他
出演:松田優作、中村雅俊、北村和夫、早川保、柳生博、山西道広、坂口良子、結城美栄子、佐藤蛾次郎、鹿間マリ
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主題歌:「あヽ青春」 作曲:吉田拓郎  演奏:トランザム
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挿入歌:「いつか街で会ったなら」  歌:中村雅俊

【 解 説 】

 横浜にある相模警察署の捜査一係に所属する中野祐二(松田)、五十嵐貴久(中村)の2人の若手刑事の活躍を中心に物語。

 対称的な性格の二人がいがみ合いながらも協力せざるを得ない状況下で次第に互いを理解していくドラマツルギーは、後の日本のテレビドラマ系譜に於ける「相棒もの」の始祖的存在にも位置づけられ、後進の作品に与えた影響は少なくない。

 派手なアクションや社会批判よりも人情味を前面に押し出した青春ドラマ的作りが持ち味となっている。
 以後、本作のタイトルを継承した”俺たちシリーズ”が誕生するに至るのは周知のとおりだ。
 ちなみに、二人のはみだし刑事が活躍するというこのスタイルは同局のお家芸となり、『誇りの報酬』(中村雅俊、根津甚八)、『あぶない刑事』(舘ひろし、柴田恭兵)などへと引き継がれていく。

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 第14話の「雨に消えた…」には、現・中村雅俊夫人の五十嵐淳子がゲスト出演。

 

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【 内 容 】

 事件解決後もなぜか2人には切なさが残るというストーリー展開が多かった。
 例えば「海を撃った日」では護送中の容疑者が組織によって殺されてしまう。もともと警察内部に事件関与が噂されていたため圧力で捜査は打ち切りに。
 ぶつけ所のない怒りを銃に託し海を撃つ中野(優作)といった具合に。

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   あまりの行き過ぎ捜査のため署内で孤立する中野祐二(松田優作)と、真面目で融通がきかない五十嵐貴久(中村雅俊)。
 正反対の新米刑事コンビが、果敢に捜査に挑んでゆく姿をアクションとユーモアの中に描いていく。
 2人はぶつかり合いながらも、犯罪捜査に青春を燃やし、やがてどこかで相手を認め合うようになる。
 事件の後味の悪さをかみしめ、お互いのタバコに火をつける哀愁漂うシーンが心に響く。

 

 

 

 

 

 

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