「汝、夜歩くなかれ」
放送期間:1978年7月22日~8月5日 全3話
放送時間:毎週土曜、22:00~22:54
放送局:TBS系
原作:横溝正史
監督:水野直樹
脚本:稲葉明子
出演:古谷一行、范文雀、谷隼人、江木俊夫、松山照夫、山本昌平、山本紀彦、浜田寅彦、松村康世、岩崎加根子、栗田ひろみ
【 解 説 】
古神家の令嬢・八千代にまいこんだ手紙には首が写っていない佝僂の男の写真と「汝夜歩くなかれ」の一文が書かれていた。
そして古神家で始まる陰惨な殺人事件は東京から岡山へと舞台を移す。
本作では、金田一と屋代が戦友(旧知)である、と言う改変がなされている。金田一は屋代に恩義を感じており、日和警部から消息を聞いて再会した。
原作よりもTVだから仕方がないが、毒気が抜かれて淡泊な作品になってしまっています。
前作:不死蝶
次作:女王蜂
【 内 容 】
私こと屋代寅太は、某私立大学で知り合った仙石直記から相談を持ちかけられた。去年の10月3日にキャバレー『花』で狙撃事件を起こしたのは、腹違いの妹である古神八千代だと言うのである。
狙撃の理由は、八千代宛に届いた、三通にわたる奇妙な手紙にあるようであった。去年の夏ごろ届いた、その手紙には、「われ東京へ来たれり。近く汝と見参せん。……汝夜歩くなかれ」と、古神家の内情に精通している者しか知らないはずの、八千代の夢遊病のことが書かれていた……。
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