「捜査線上に浮かび上がった3人の女。お繁、桑野鮎子、小野千代子。
その誰もが被害者に、そして犯人にもなりうる。
金田一耕助、巧妙に仕組まれたトリックを打ち破ることができるか? 」
放送期間:1978年9月2日~9月9日 全2話
放送時間:毎週土曜、22:00~22:54
放送局:TBS系
原作:横溝正史
監督:渡邊祐介
脚本:安倍徹郎
出演:古谷一行、太地喜和子、近藤洋介、池田秀一、田口計
【 解 説 】
「顔のない死体」というおなじみのトリックを横溝正史が見事に描いた「横溝正史シリーズ2」の第7作。終戦直後の酒場「黒猫亭」で起きた怪奇な顔なし殺人事件を発端に、交差する愛が招く悲劇を描く。
秘められた女の性が、名探偵・金田一耕助を苦境に落としいれる横溝作品の中でも傑作の作品。
前作:女王蜂
次作:仮面劇場
【 内 容 】
昭和22年3月20日深夜、派出所詰めの巡査・長谷川は、巡回中に酒場「黒猫」にさしかかる。そこは1週間前から空き家同然となっているはずだが、その裏庭にて隣接する寺の若い僧・日兆が穴を掘っているところを目撃する。不審に思った長谷川が穴の中を改めると、そこには腐乱しかけた女の屍体が…。
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