「男たちの挽歌III アゲイン/明日への誓い 」

1990年~1999年
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過去を背負った戦いは死ぬまで終わらない

 

 

 

 

 

 

 

日本公開:1990年10月
製作国:香港  ジャンル:アクション
監督:ツイ・ハーク
出演:アニタ・ムイ、チョウ・ユンファ、レオン・カーファイ、時任三郎
原題:英雄本色Ⅲ 夕陽之歌「Love and Death in Saigon: A Better Tomorrow III」

 

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【 解 説 】

『男たちの挽歌』シリーズの前章と言える作品。

『男たちの挽歌』の人気キャラ、マークの若き日の姿を描いたシリーズ前日譚で、監督はジョン・ウーからシリーズの製作者ツイ・ハークにバトンタッチ。

前2作とは当然趣が変わり、アクション描写は戦争映画的テイストが強く、またラブストーリーの要素も加えられている。
マークがまだ銃もマトモに扱えなかった頃のお話。
彼の着てるロングコートや、サングラスの由来がわかる。
劇場公開時の邦題は『アゲイン 明日への誓い』。

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【 内 容 】

1974年、ベトナム戦争時のサイゴンにいる従弟のマイケル(レオン・カーウァイ)親子を助けるため香港からやってきたマーク(チョウ・ユンファ)は、税関で身包みはがされているところをキティ(アニタ・ムイ)という女に助けられる。  汚職がはびこる中、強力なコネクションを持つキティのおかげでなんとか香港へ帰国するマークたち。  しばらくしてキティとの再会を果たしたのも束の間、キティのかつての恋人で数年行方不明だったホー(時任三郎)が帰国し、キティの前に現れたのだった・・・

 マークの若い頃ということで、まだ拳銃の腕も未熟。  その点キティ演じるアニタ・ムイが二挺拳銃をぶっ放します。
香港を代表する女優であり歌手であったアニタ・ムイ。  まだ若くしてこの世を去った彼女ですが、途中で流れる歌もしかり、マークにもマイケルにもそしてホーにも愛されるけれど、最後は散ってしまう挽歌シリーズ唯一とも言える一輪の花を華麗に演じています。

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マークが死ぬときも羽織っていたコートは、実はキティが香港へ帰国時にマークにプレゼントしたものであったというエピソードやマークがサングラススタイルであるわけが明らかになる。

ベトナム戦争下ということで、敵はもっぱらベトナム人(軍人)。  この時代に香港にたくさんのベトナム難民が来ていたということはこの映画を見て初めて知りました。  ある意味、香港から見たベトナム戦争が見える映画かもしれません。  そして、時任三郎。

ベトナムが舞台である本作で親は日本人という設定とはいえ、とってもベトナム人っぽい彼のキャスティングは妙に納得。

見事にチョウ・ユンファの引き立て役になってました。

 

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