「どうしてあんなこと言ったのよ!」
「もう、おそいねや・・・。」
夢を簡単に捨てるなって言ったじゃない。
ノンフィクションのライターになる夢をそう簡単に捨てるなって言ったじゃない。
私、あなたに会ってからずーっとつらかったんだよ。
会う前からもずーっとつらかったんだよ。
あなたに会ったら、どうしようって、ずーっと思ってたんだよ。 会ってからもずっとつらかったんだよ。
私もあなたのこと忘れようと思ってたのに、
・・・どうして言ったのよ。 どうしてあんなこと言ったのよ!
放送期間:1987年10月9日~1987年12月18日
放送時間:毎週金曜、21:00~22:00
放送局:TBS系列
脚本:鎌田敏夫
出演:明石家さんま、大竹しのぶ、岩崎宏美、片岡鶴太郎、山下真司、手塚理美、岡安由美子、柳葉敏郎、麻生祐未、堀江しのぶ
主題歌:「SHOW ME」 歌:森川由加里
【 解 説 】
前年に放送された男女7人夏物語の続編。 キャストは明石家さんま、大竹しのぶ、片岡鶴太郎のみ夏物語から据え置き、他のメンバーは入れ替えた。
千明役の池上季実子はロンドンに転勤になったという設定で、夏物語のラストには付き合って結婚の約束までしていた貞九郎(鶴太郎)は、また独り者に戻っている。 『-夏物語』が、夏から秋にかけてのストーリーであったのに対し、この『-秋物語』は秋から冬にかけての季節が舞台。
前作で評判となった明石家さんまと大竹しのぶの絶妙なやりとりも、その掛け合いを踏襲しつつ、本作では寂しさや大人としての事情や苛立ちなどの、ディープな感情を表現しており、季節にマッチしたこのドラマのシリアスな面を強調している。 『-夏物語』からの続投は、貞九郎役の片岡鶴太郎だけだが、体育会系の純情男に扮した山下真司と、コケティッシュな岡安由美子の、まるで小学生の恋愛のような、なんとも初々しいデート・シーンが楽しく、やもすれば沈みがちなこのドラマに軽快なリズムを与えている。
ドラマのクライマックスでは毎回、「SHOW ME」のイントロが流れ、演出に一役買っている。
毎回ドラマ終盤になり、もめごとなんかが起こるとこの曲のイントロが流れ始めるんです。そして「あなたを、知りたーい」って曲がおわるところで、さんまの決めセリフ「もう、おそいねや」。 ポップでダンサンブルな曲に、森川のパンチの効いた歌がよく合う。 最高視聴率は36.6%。踏み切りで桃子が良介にしがみ付いて泣くシーンなどは、名シーンとして語り継がれている。
「だれが、なんと、言おうと・・ もう、離さへんからな・・。」
【 内 容 】
夢だったマイケル・ジャクソンの取材が出来るチャンスを得て、神崎桃子がアメリカに旅立って一年。 すっかり便りも届かなくなり、桃子と音信不通になった今井良介は、転勤となった木更津在住だった先輩の留守を頼まれ、清洲橋のマンションを引き払い、木更津にある先輩の一軒家に引っ越していた。 通勤フェリーの中で、聞き慣れた声を聞く。 桃子と一年ぶりに再会するのだが、その横にはアメリカで知り合い今は同棲している恋人がいた・・・。
良介も桃子のことを忘れ、新しい恋をしようとするが、やはりお互い忘れられなくて・・・。
「不死身のサダ」ちゃん好きでした
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