赤いシリーズ第二弾。
白血病に冒された女子高生・幸子が、医者である父や恋人と共に苦難に立ち向かっていく・・・
製作:大映テレビ
放送期間:1978年10月3日~1978年4月16日 全29話
放送時間:毎週金曜、21:00~21:55
放送局:TBS系
脚本:石松愛弘
演出:瀬川昌二
出演:宇津井健、山口百恵、岸恵子、長門裕之、三浦友和
主題歌:「ありがとう あなた」 歌:山口百恵
【 解 説 】
放射線医学専攻の大島助教授(宇津井健)の娘、幸子(山口百恵)が病院の事故で放射線を浴び白血病に。
やっぱり出生に秘密があり、実父は友和の父長門裕之で異母兄妹であることに悩む。
実母はパリにいる岸恵子。
視聴率は30%を越えることも多いヒット作で、赤シリーズの人気を決定的にする。
歌手としても忙しい山口百恵はドラマ収録に十分な時間がとれず、後ろ向きのシーンが代役だったりまとめ撮りしたりして、そのまま生の歌番組にいくこともあった。
番組に取り組む態度は真剣なため周囲から非難の声はほとんどなかったそうだが、ただ育ての母役の八千草薫はそういった制作体制が不満で途中降板、渡辺美佐子に交代した。
2005年6月15日~6月29日に石原さとみ、藤原竜也の二人が幸子、光夫役になり「赤い疑惑」のリメイクに挑んだが、当時の『百恵・友和コンビ』には勝てず、視聴率は散々だった(第1週16.5%、第2週12.2%、第3週13.9%、3回の平均視聴率14.2%)。
これは俳優陣のキャスティングミスではなく、当時『百・友コンビ』人気があるあまり、当初の予定より放送期間を延ばしすぎて半ば無茶苦茶になったストーリー(それでも人気があった)を3回分の放送にカットせざるを得なかったからだ。
そして、当時を知るファンが抵抗したからによるとされる。
【 内 容 】
主人公の名前は大島幸子(山口百恵)17歳。 大学の助教授を父に持つ。
親戚にデザイナーのおばさま(岸惠子)がいる。
実は、そのおばさまが本当のお母さんであり、幸子は実の大島家の娘では無い。
パリに住むおばさまが日本に来るというある日、大学に居る父を空港に連れて行くために大学にやって来た大島幸子は、コバルト60という放射線事故に巻き込まれてしまう。
その時、相良光夫(三浦友和)という医大生に助けられ、二人は出会う。
しかし幸子は白血病になってしまい、闘病生活を送ることになる。 その間に、父と母の秘密、光夫との関係(実は異母兄弟だった)を知っていく・・・。
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