赤いシリーズの第四弾!
愛が芽生え始めていた二人だったが、不慮の事故により二人の運命の歯車が狂い始める。
製作:大映テレビ
放送期間:1976年11月5日~1977年5月27日
放送時間:毎週金曜、21:00~21:55
放送局:TBS系
脚本:安本莞二
演出:増村保造
出演:山口百恵、三浦友和、草笛光子、中条静夫、田村高廣
主題歌:「赤い衝撃」 歌:山口百恵
【 解 説 】
当時大人気の山口百恵の今回の役どころは、大実業家の娘であり、また日本陸上界の期待を担う短距離アスリート。
運命の皮肉から、愛する青年刑事の銃弾に誤って打たれ、下半身マヒになってしまうという悲劇のヒロインを演じる。
それまで主演を務めてきた宇津井健が初めて退き(初回と後半に特別出演を果たしている)、完全に山口百恵と三浦友和のゴールデンコンビ主演作として純愛サスペンスドラマを成立させ、その人気をさらに強く決定づけた。
更にふたりを取り巻く個性派キャスト陣の濃すぎるほどにこってりした演技合戦も大いに評判を呼び、初放映時は最高視聴率32.6%を記録した。
赤いシリーズでは、山口百恵が初めて主演することになったドラマである。
過去のドラマは、全て宇津井健が主演だった。
ドラマの中では、障害者を差別するシーンや差別用語が多用されていることもあり、今現在では再放送するのを躊躇する放送局も多い。
宇津井健に代わる父親、中条静夫が「俺のかわいいウサギ」「おまえはバカだ、バカな踊りの師匠だ!」と名セリフを連発。
「赤い奇跡」
ホリプロダクション創立45周年、山口百恵引退25周年を記念して『伝説の赤いシリーズリメイク』第三弾。
2006年4月9日・4月10日
主演は深田恭子の予定だったが、 既にリメイクされた石原さとみの赤い疑惑や綾瀬はるかの赤い運命が低視聴率だったため、急遽企画を変更。
「赤い奇跡」という新作で挑むことに。
このことに対してホリプロは「(深田恭子)イメージが陸上の選手に合わなかったため」という理由から急遽却下され、実に26年ぶり、『赤い迷路』から数えて11作目となる本作が制作されることになった。
しかし視聴率は第1話が9.3%、第2話が8.3%と『赤い運命2005』をも下回り惨敗してしまった。
【 内 容 】
一代で巨額の富を築いた大実業家・大山豪介の娘・友子は、高校3年生ながら将来を渇望されている短距離走者。
オリンピック出場を夢みてトレーニングに励むが、その最中に出会ったもと陸上の選手で警視庁の若手刑事・新田秀夫とやがて恋に落ちる。
その美しい愛の始まりが、同時に恐ろしくも哀しい運命の第1歩であった。
豪介は暴力団の矢野に狙われていて、豪介の警護にあたるために警視庁から派遣されたのが、ベテラン刑事新田雄作と、その息子秀夫だった。
運命の日、友子はある陸上競技大会の100メートルで優勝し、家族とともに祝賀会を開いていた。
そこへ矢野が現れ豪介を物かげからライフルで狙う。
一方新田警部らはそれを察し、拳銃を放つ…。
すると秀夫が撃った銃弾が、友子の体にあたってしまった。
友子は一命はとりとめたが下半身マヒ状態になってしまった。
友子はもう走れないことを知った時、アスリートとしての夢を打ち砕かれ、秀夫を憎むようになる。
第1話 1976年11月5日 青春をつらぬく銃声一発!!
第2話 1976年11月12日 かたき同士の家族
第3話 1976年11月19日 走れない娘の前に死が…
第4話 1976年11月26日 恋人よ足を返してください
第5話 1976年12月3日 母の告白
第6話 1976年12月10日 今夜限りお別れします
第7話 1976年12月17日 母の離婚
第8話 1976年12月24日 誰もとめられぬ僕たちの家出
第9話 1977年1月7日 助けて!火が私を燃やす!
第10話 1977年1月14日 親が反対しても結婚します!
第11話 1977年1月21日 阿蘇に煙る父母の秘密
第12話 1977年1月28日 それは言えない!幻の父
第13話 1977年2月4日 私の父は誰ですか?
第14話 1977年2月11日 かたきの娘は嫁にできない!
第15話 1977年2月18日 死を前にした愛の美しさ
第16話 1977年2月25日 父の蒸発
第17話 1977年3月4日 母の殺人
第18話 1977年3月11日 結婚するなら母は死にます
第19話 1977年3月18日 さよなら 私は海へ消えます
第20話 1977年3月25日 涙の恋 サンゴ礁の海に散る
第21話 1977年4月1日 幻のお父さん 私の命を助けて下さい!
第22話 1977年4月8日 私のすべてを捧げます
第23話 1977年4月15日 涙いっぱいの贈りもの
第24話 1977年4月22日 お願い私を一人にしないで!
第25話 1977年4月29日 私の出生の秘密が今…
第26話 1977年5月6日 娘は悲しい…父二人の争い!
第27話 1977年5月13日 母と娘のさすらいの旅
第28話 1977年5月20日 流せ熱い涙 心ゆくまで
第29話 1977年5月27日 愛よ走れ!
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