「三流を一流にすればいいじゃないの!」
放送期間:1976年3月25日~7月15日 全17話
放送時間:毎週木曜、21:00~21:55
放送局:TBS系
原作・脚本:山田太一
主演:田宮二郎、田佳子、益田喜頓、由美かおる、尾藤イサオ、北林谷栄、池波志乃、前田吟
主題歌:「お早うの朝」 歌:小室等
【 解 説 】
昨日まではお互いに会った事もない10人の男女を集めて、面川清次(田宮二郎)が高原の湖のほとりに建つボロボロのホテルを再建するまでのいきさつを描く。 常にクールで魅力的な男性を演じてきた田宮二郎のホテル支配人役。
脚本担当の山田太一の手腕が大いに発揮され、社会生活における挫折や失望、そこから立ち上がるために必要な人間同士のふれあいや信頼感、そしてその狭間で揺れ動く感情の機微が出演者の好演と相まって人気作となり、終盤には高視聴率を獲得するまでに至った
TBS系 木曜21時枠
前番組 君の歌が聞きたい
次番組 グッドバイ・ママ
【 内 容 】
八ケ岳のふもとにひっそりたたずむホテル「グリーンウッド」。 そのホテルの支配人・面川(田宮二郎)は、東京の一流ホテルでフロント主任として働いていたが、ホテルマンとしては致命的な失策を犯し、ホテルを解雇された過去をもつ。 そんな彼が義父からホテル再建というラストチャンスを与えられ、久しぶりに意欲が湧き上がる。
面川は高原のホテルで働いてみないかと年齢も性格も違う男女6人に声をかけ、そこに地元の2人と経理担当の大貫(前田吟)を加え、計10人で働くことなった。 一緒に働くことになった人々は、支配人である面川に対して一同に不信感を持っていたが、みなこれといった目的もなく、わずかな期待をかけてきた人々の集まりだったため、ホテルに留まることを決意する。 こうして立地条件の悪い高原ホテルでの経営がスタートした。
リメイク版
2003年7月3日~9月4日
主演:佐藤浩市、西村雅彦、井川遥、堀内健、市川実和子、大山のぶ代、純名りさ、入江雅人、竹脇無我、余貴美子、菅原文太
TBSが全力投入し、前評判も高かったにも関わらず、裏番組「Dr.コトー診療所」(フジテレビ)がそれ以上に好評だったため視聴率が低迷し、1話カットとなった(最終回は30分拡大)。 ちなみにこの期のTBSドラマは5本中3本が打ち切りになったほど低調だった。
ユナイトホテルに買収された八ヶ岳高原ホテル。 面川(佐藤浩市)を心配する祐子(余貴美子)は、父・矢野謙作(竹脇無我)の元へ押しかける。 そこで、沖(宅麻伸)から面川と小池(菅原文太)の二人だけは残ってもらいたいということを聞く。 面川と小池にそのことを伝えるため再び高原ホテルにやってきた沖に、面川はスタッフ全員の雇い入れを条件に出す。 だが、面川の願いは受け入れられず、スタッフ全員ホテルを去ることに。 そして、高原ホテル最後の日、祐子が大(染谷将太)を連れてホテルにやってくる…。
放送日程
第1話 1976年3月25日
第2話 4月1日
第3話 4月8日
第4話 4月15日
第5話 4月22日
第6話 4月29日
第7話 5月6日
第8話 5月13日
第9話 5月20日
第10話 5月27日
第11話 6月3日
第12話 6月10日
第13話 6月17日
第14話 6月24日
第15話 7月1日
第16話 7月8日
最終話 7月15日
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