『ホワイト・ラブ/山口百恵』

1970年~1979年
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愛は、いつもバラ色に染まりながらいくつもの涙と混ざりあっていつか、白くかわってゆく---

 

 

 

 

 

 

 

日本公開:1979年8月4日
配給;東宝
ジャンル:ロマンス
原案:中川美知子
監督:小谷承靖
出演:山口百恵、三浦友和、北村和夫、范文雀、小林桂樹、岩崎加根子、永島暎子

【 解 説 】

 山口百恵&三浦友和、コンビ第10作。山口百恵、三浦友和共演十作を記念して、オリジナル・ストーリーを一般公募し、選ばれた中川美知子の原案。

 スペイン語を習うスタイリストの女と、スペイン語講師との愛を描く現代ドラマ。 スペイン語を習うスタイリストの忍と語学学校の講師の健との愛を、スペインロケを織りまぜながら描くオリジナル海外ロケ作品。

 シャープで現代的感覚に溢れた映像で定評のあえる小谷承靖が監督にあたり、脚本は若者に絶大な人気のある藤田敏八・小林竜雄が執筆、スペインの伝統ある雄大な舞台を背景に百恵・友和の新鮮で新しい「ラブ・ロマンス」を描き出す。

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【 内 容 】

 スペイン語の会話学院に通う上村忍は、その学院の臨時講師、山野辺健と親しくなった。 忍には父がなく、肉親は美容院を営む母と、結婚した姉がいる。健はスペイン駐在の経験のある元商社マンで、脱サラ講師。

 スタイリストとスペイン語にどんな関係があるのかという健の問いかけに暗い表情をみせる忍。

 一方、健も商社を辞めた理由を語ろうとしない。そんな二人が急速に接近していった。

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 実は、忍がスペイン語を始めたのは、家族を捨てて愛人とともに蒸発その後死んだと聞かされていた父・圭介がスペインで生きていると知ったからである。 そして、父が余命いくばくもないと聞いて、忍はスペインに向かった。

 美しいスペインの風景も忍には悲しく見える。そんな忍の前に、小さい子供を連れた日本人女性が通りすぎて行く。 その女は、健の部屋で見た写真に写っていた多恵子だ。スペイン滞在中に健と多恵子の間には何があったのか。

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 翌日、忍はセコビアの小さな村で、病床の父と逢った。力なく涙を流す父を見て、忍は許してもいいと思った。 そこへ、日本から忍を追って健がやって来た。多恵子をみたという忍の言葉に、表情を変える健。 多恵子がパンプローナの祭りに行ったと聞いた二人は後を追う。街へ牛を放し、騒然とする群衆の中で、健は多恵子を見つけた。

 多恵子は逃げようと通りにとび出すと、そこへ、牛が走ってきて彼女をはね飛ばし、彼女は死んでしまった。全てが分った。 多恵子はスペイン滞在中の健の恋人であったが、健の上司に手籠めにされてしまいそれがもとで彼は会社を辞めたのだ。

 その子供は、多恵子と上司との間にできた子だった。

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 健と忍はその上司に子供の養育を迫るが、話を聞こうとしない上司。健と忍は子供を育てる決意をする。 そして、健と忍と子供を乗せた飛行機が日本に向かって飛びたって行った。

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