俺の思い出のなかで、いちばん眩しいおまえのために・・・。
日本公開:1985年6月15日
製作国:日本
配給:東映
製作:角川春樹
ジャンル:サスペンス/アクション
原作:北方謙三
監督:崔洋一
出演:藤竜也、倍賞美津子、原田芳雄、室田日出男
主題歌:「友よ、静かに瞑れ」演奏:梅林茂
【 解 説 】
罠にはまって留置所に入れられた友人を救出すべく行動する男を描いたハードボイルド映画。
北方謙三の同名小説を、丸山昇一が脚色し崔洋一が監督し舞台を沖縄の小さな町に据え、死を前提として抵抗を試みる男の行く末を確認しようとする主人公のストイックな姿勢には叙情性が表れ、またホテルを根城とする女たちの一見アナーキーな言動からは、沖縄からアジア全土を見据えようとする崔監督の意図が切なくもファンタジックに映えわたる。
また一貫して抑制の利いた乾いたハードボイルド演出からは、不思議とウェットな情緒も醸し出され、作品を潤いに満ちたものにしており、崔監督の初期作品群の白眉たる秀作に仕上がっている。梅林茂の音楽も秀逸。
同時上映は、渡辺典子主演『結婚案内ミステリー』。
【 内 容 】
新藤剛は、旧友・坂口が下山建設の社長に刃物で斬りかかっり逮捕されたことを知り、多満里へやって来た。
「坂口はそんなことをする男じゃない。なぜ?」坂口の経営するホテル・フリーインに滞在し事の真相を探るのだが、ことごとく拒まれる。
町はすでに下山に支配されていたのだ・・・。
【 関連作品 】
1989年
CX 金曜日 21:03-23:22
出演;仲代達矢、かたせ梨乃、若村麻由美、綿引勝彦
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