娘ごころより女ごころがいい。
日本公開:1980年12月日6日
配給:東宝
ジャンル:文芸/ロマンス
原作:川端康成
監督:市川崑
出演:山口百恵、三浦友和、岸惠子、沖雅也、浜村純
主題歌:山口百恵「子守唄(ララバイ)」
【 解 説 】
百恵の引退記念作品。
原作は川端康成の同名小説。監督は市川崑。山口百恵が二役で主演している。別々に生きて来た瓜二つの姉妹の出会い、愛、親と子のつながりを描く。
三浦友和との結婚、引退を表明したスーパースター山口百恵の最後の主演作品である。
市川崑の演出は、芸能生活のフィナーレを迎えた山口百恵を愛おしむかのようなタッチで、静かにショットを重ねていく。鑑賞後もじわりとした余韻が心地よく残る名編。
昭和三十八年、中村登監督によって、松竹で一度、映画化されている。
あなたの幸せを祈ります。
祇園まつりの宵山に
会って別れた花二輪ーーー
美しく哀しい姉妹の物語
【 内 容 】
京呉服問屋の一人娘として何不自由なく美しく育った佐田千重子(山口百恵)は、中学生の時父母(實川延若/岸恵子)から実子でないことを知らされる。
千重子は幼馴染の真一(北詰友樹)にだけ、自分の身上を打ち明けた。
ある日千重子は友だちの正子(泉じゅん)と清滝川沿いの北山杉の村に行ったところ、自分そっくりな村の娘に出会う。
苗子(山口百恵)というその娘と千重子は双児の姉妹だった。
京都の美しい自然を背景に、実の姉妹であるふたりの娘が偶然出逢い、そして別れる。
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