『天空の城ラピュタ』

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ある日、少女が空から降ってきた

日本公開:1986年7月26日
製作国:日本
制作:スタジオジブリ
配給:東映
ジャンル:アニメ
原作・脚本・監督:宮崎駿
声優:田中真弓、横沢啓子、寺田農、初井言榮、神山卓三、安原義人、亀山助清、槐柳二、永井一郎 、糸博、鷲尾真知子、TARAKO、常田富士男、西村知道、大塚芳忠、菅原正志、大滝進矢、平井隆博

主題歌 :『君をのせて』 歌:井上あずみ
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イメージソング:『もしも空を飛べたら』 歌:小幡洋子
受賞:文化庁優秀映画
    第41回毎日映画コンクール・大藤信郎賞
    おおさか映画祭・日本映画ベストテン第1位  
    日本映画復興特別賞(高畑勲・宮崎駿) 
    映画芸術・日本映画第1位
    中央児童福祉審議会特別推薦

【 解 説 】

  宮崎駿の作品にしばしば登場する「空を飛ぶ」というモチーフを物語の中心に据え、昔ながらの胸躍る冒険活劇。 まっすぐで行動力あふれる少年、可憐(かれん)でしんの強い少女、一見怖そうだが愛すべき悪党たち、など宮崎アニメでおなじみの要素がほかにも盛りだくさんの娯楽作品。 題材をスウィフトの『ガリヴァー旅行記』に出てくるエピソードからとっているが、自由な脚色と創作によって、全く独自な物語となっている。

 19世紀後半、産業革命期のヨーロッパを元にした架空世界における戦争と平和、科学と自然という対立する要素を背景として、少年と少女の友情・冒険を描いたテンポの速い活劇である。  また、物語は幅広い年齢層に支持されており、興行的には振るわなかったものの、ビデオ販売は好調であった。

 この作品は、元々宮崎駿が未来少年コナン2としてNHKに提案したが採用されなかった企画を、発展させて映画化したものである。 元の企画はNHKに残され、後に『ふしぎの海のナディア』という形で作品化された。 このため、両者には似通った設定が見られる。

 なお、2003年にリリースされたディズニー翻訳版では「Castle in the Sky」というタイトルで公開されている。
 ラピュタの命名の元となった『ガリヴァー旅行記』第三章の飛行島ラピュータ(Laputa、正確にはスペイン語でLa puta)は、「売春婦」という意味を兼ねてスウィフトが悪意を持って命名したものであり、スペイン語圏およびヒスパニックの多いアメリカ合衆国では不適切であるためである。

 主題歌『君をのせて』は、現在では合唱曲としても有名である。 卒業式の定番曲の一つとして知られる。

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 空から少女が落ちてくる―! 少年パズーがその少女を助けたことで物語は幕を開ける。 少女の名はシータ。 空の海賊一味となぞの黒眼鏡の男達に追われていた。 シータが持っていた「飛行石」の神秘的な輝きに導かれ、2人はやがて、天に浮かぶ伝説の城「ラピュタ」に足を踏み入れることになる…。

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【 内 容 】

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 時は19世紀のヨーロッパ、ただし飛行機械がわれわれの歴史よりもすすんだ世界。鉱山町で働く少年パズーは、飛行石の力でゆっくりと落ちてくる少女シータを助け、自宅にかくまう。 一夜明けパズーは、シータの行方を追う空賊や政府からシータを守り逃げるうちに、シータが、かつて冒険家の父親が見た空中に浮かぶ城ラピュタに住むというラピュタ人の子孫であると知り、ラピュタの存在を確信する。 しかし、二人は政府に捕らわれてしまい、ティディス要塞に監禁されてしまう。

 シータを捕らえた政府側の張本人・ムスカ大佐はティディス要塞にて、シータに空から落ちてきた壊れたロボットを見せ、さらにシータがラピュタ王家の末裔である事を伝え、パズーの命と引き換えに協力を迫る。 解放されたパズーは自宅で待ち受けていた空賊ドーラ一家と共に飛行機械・フラップターでシータ奪還に向かう。

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 ティディス要塞では、シータが祖母から教わった「秘密の言葉」を口にしたとたん、飛行石が光を発し、ラピュタの方角を指示。 同時に壊れていたはずのロボットが目覚めて暴れだし、要塞を壊滅させる。 騒ぎの中、パズー達は強行突入でシータを奪還するが、要塞からの砲撃の衝撃で、シータは飛行石を落としてしまう。

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 空中戦艦ゴリアテの砲撃によりロボットを破壊したムスカ達は、要塞の瓦礫の中から飛行石を見つけ出し、モウロ将軍の指揮の元、ゴリアテに乗って飛行石の示すラピュタを目指す。

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 パズー、シータを加えたドーラ一家は、シータが覚えていた飛行石の光の方角をたよりに飛行船タイガーモス号でラピュタへ向かう。 やがて巨大な嵐雲「竜の巣」に行く手を阻まれ、「父は『竜の巣』の中でラピュタを見て帰ってきた」というパズーの言葉にドーラは突入を決意するが、遭遇したゴリアテの攻撃を受け、見張り用の凧に乗っていたシータとパズーはドーラ達とはぐれてしまう。

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 どうにかラピュタの空中庭園に到着したシータとパズーは、同じくラピュタに到着しつつも軍に捕らわれたドーラ一家を助けようと試みるが、途中でムスカと遭遇し、シータは捕らえられてしまう。 ムスカはシータとともにラピュタ中枢部に姿を消し、パズーはドーラ一家の縄を解き、シータを助けに向かう。 ラピュタの力の根源である巨大な飛行石に到達したムスカはシータに、自分もラピュタ王家の末裔だと明かす。

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 ムスカはモウロ将軍らをラピュタ最下部の展望室に招きいれ、ラピュタ帝国の復活を宣言。 「旧約聖書」でソドムとゴモラを滅ぼしたとも、「ラーマーヤナ」でインドラの矢とも伝えられる最終兵器「ラピュタの雷」の威力を見せつけた後、落とし穴を使ってモウロたちを空中へと放り出し、大量のロボット兵によって空中戦艦ゴリアテも破壊する。 ムスカの狂気を目の当たりにしたシータはムスカから飛行石を奪い取り逃走。ムスカに追いつかれるも、合流したパズーと共に、祖母から教わった「滅びの呪文」を叫ぶ。 飛行石のペンダントは激しい光を放ち、ラピュタは崩壊。 ムスカは瓦礫に飲み込まれる。飛行石を根の中に抱く巨大樹と化したラピュタは、わずかに空中庭園を残したまま、天高く昇っていく。

 樹の根に守られて助かったシータとパズーは、来る時に用いた凧でラピュタから脱出。 同じくフラップターで脱出していたドーラ一家と再会の後、天空へと消えていくラピュタを見届けると、ドーラ一家に別れを告げ、故郷を目指して舵を切る。

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