『愛と復讐の挽歌』

1980年~1989年
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男たちはいつだってやすらぎを望んだ

 

 

 

 

 

 

 

日本公開:1987年2月
製作国:香港
ジャンル:アクション
監督:テイラー・ウォン
出演:アラン・タム、アレックス・マン、アンディ・ラウ、ダニー・リー、チョウ・ユンファ、カリーナ・ラウ
原題:英雄好漢「TRAGIC HERO」

 【 解 説 】

チョウ・ユンファが、「挽歌」シリーズと併行して主演したもうひとつの傑作ノワールシリーズ。

もともとは「野望編」と合わせ1本の作品だったが、ユンファ人気にあやかり、2本に分けて公開された。
香港でも日本でもまず、後編の本作が公開され、のちに「愛と復讐の挽歌 野望編」が公開された。

優しさと男らしさの両面をみせるユンファの演技は流石。  また当時は、まだ若手俳優として注目されていたアンディ・ラウがユンファにひけをとらない好演。

60~70年代に量産された仏のフィルム・ノワールや、米のコーザ・ノストラ物への切ないほどの憧憬が見られ、監督の世代が良く解る作品。

もっともその気持ちは良く解るが、憧れのあまり名作のコピーに終始してしまった感が強く、もう一踏ん張りオリジナリティが欲しかった。

ラストの戦闘シーンはかなり豪快で、スタントマンの苦労が偲ばれる。

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【 内 容 】

「野望編」のラスト、クオ(アンディ・ラウ)はマラッカに渡り、ユン(アレックス・マン)は逮捕された。 あれから十数年が経過した...。

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サイ(チョウ・ユンファ)は香港で最大の勢力を持つ組織のボスになり、かつて彼の手下だったユンも今ではサイと並ぶ勢力になろうとしていた。

ユンはサイにされたことを今でも恨んでおり、いつか殺そうと思っていた。  サイの腹心、六号(シン・フイオン)はサイの身が危険と感じ、ユンを殺そうとするが、仲間が裏切ったため、情報がユンのもとに伝わり、ユンの手下に殺されてしまう。

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ユンを殺そうと決意したサイは部下を集めて計画をたてていたが、ユンに先を読まれ、警察に包囲されサイは一時、逮捕される。

しばらくしてサイは、以前から賄賂を渡したりとつき合いのあったホウ警部によって釈放される。  ホウ警部はサイの口から今までの関係を裁判でしゃべられるのを恐れ、殺そうとする。  その現場をユンの妹ホイ(ポーリン・ウォン)が目撃し、ホウ警部を銃で撃ち、サイを助けようとする。

サイは重傷を負ったが助かり、ホイはホウ警部に頭を撃ち抜かれ死んでしまう。  サイは妻のパオ(カリーナ・ラウ)と息子を連れて、マラッカに住むクオのもとへ逃げる。

しばらく幸せな日々が続いたが、ここにもユンの手が忍び寄っていた。  ある日、サイとクオが家の外で話をしていると、突如、家が大爆発し、二人とも妻子を殺されてしまう。

サイとクオはユンを殺すため、香港に戻り、ユンの屋敷に突入するのだった...!!

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