「歴史は俺たちに、
なにをさせようとしているのか。」
日本公開:1979年12月15日
製作国:日本
製作:角川春樹
配給:東宝
ジャンル:SF/戦争
原作:半村良
監督:斉藤光正
脚本:鎌田敏夫
出演:千葉真一、中康治、速水亮、中田博久、夏木勲、渡瀬恒彦、江藤潤、小池朝雄、小野みゆき、岡田奈々、勝野洋、竜雷太、三浦洋一、かまやつひろし、にしきのあきら、草刈正雄
【 解 説 】
伊庭三尉(千葉真一)率いる陸自の一個小隊が戦国時代にタイムスリップという基本設定自体は同じであるが、戦の数や車両など原作と映画ではストーリーを含めてかなり異なっている。
撮影においては、戦国時代とはいえ、同じ日本人に銃口を向けたり、女性を強姦する自衛隊員がいたりする設定に難色を示した自衛隊からは協力が一切得ることが出来なかったそのため61式戦車を制作。
補給を受けられない部隊の燃料、弾薬等の問題、何故彼らがタイムスリップすることになったのか等、原作の魅力の一つだった綿密に設定された思考実験的要素や戦術性が映画版では重視されなかったことで、それらの要素にこだわりのある原作ファンからも不満が出た。
奇想天外なストーリーと千葉真一の演出による迫力あるアクションシーンは一般からはまあまあ楽しめる娯楽作品として迎えられ、配給収入13億円のヒットを記録した。
【 内 容 】
近代兵器を装備した自衛隊が裏日本一帯で大演習を展開していた。
新潟と富山の県境に第十二師団、第一師団、海上自衛隊が集結したが、そのうちの30名余りを、突如、「時震」が襲った。竜巻に巻き込まれ、激しく歪む大地に、彼等の姿は装甲車、哨戒艇、補給トラック、物資、弾薬と共に跡形もなく消えていった…。
伊庭三尉を中心とするその一団は、いつの間にか群雄が割拠する戦国時代にタイムスリップしていた。
そこで後の上杉謙信となる長尾平三景虎に加担する事になり、天下を取ることを決意するが…。
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