『記憶は消えても、この想いは消えない。』
時を超えて、今、新たな物語がはじまる。
日本公開:2010年3月13日
配給:スタイルジャム
ジャンル:ドラマ/ファンタジー/青春/ロマンス
原作:筒井康隆
監督:谷口正晃
出演:仲里依紗、中尾明慶、安田成美、勝村政信、石丸幹二
主題歌:いきものがかり『ノスタルジア』
【 解 説 】
本作は原作小説の“その後”という位置づけだ。 主人公・芳山あかりを演じるのは、アニメ版『時をかける少女』で主人公・真琴の声優を務めた仲里依紗。
1974年の過去に飛ばされ、現代との違いに戸惑いつつ、たくましく目的を果たそうとする主人公を好演している。
周りを固めるキャストは、あかりが恋に落ちる青年・涼太を『ROOKIES-卒業-』での好演が記憶に新しい中尾明慶、母・芳山和子を安田成美、物語のキーパーソン・深町一夫を映画初となる元劇団四季の看板俳優・石丸幹二が演じている。
原作やこれまでの映像作品のファンや未見の人にも心に響く上質な青春映画。
【 内 容 】
大学入学を目前に迎えた芳山あかりは、進学先の大学で薬学者を務める母の和子と二人暮らし。父はあかりが生まれて間もなく和子のもとを去ったため、あかりは父のことをほとんど知らなかった。
和子と古くからの知り合いである酒屋の主人・浅倉吾郎は、和子に「近所の深町家の屋根裏部屋から出てきた」と一枚の写真とラベンダーの花の入った封筒を手渡した。その写真は和子の中学時代のものだったが、一緒に写っている少年に二人は心当たりがなかった。
「土曜日の実験室」と深町和夫の記憶が戻ったその矢先、和子は交通事故に遭ってしまう。病院で一時的に意識を取り戻した和子は何かを思い出し、「1972年4月6日に行って深町一夫という人に会う」約束を自分の代わりに果たすようにあかりに告げる。 あかりは和子の作った薬を飲み、母から言われたように「1972年4月の中学校の実験室に行く」ように念じるつもりが、間違えて「1974年2月」と念じてしまう。
あかりは不思議な空間を通り抜けてどこかの教室に現れるが、着いた先は母から指定された中学校の理科実験室ではなく、1974年2月16日の大学の実験室だった。たまたまそこにいた青年・溝呂木涼太の頭上に落下したあかりは、成り行きで涼太のアパートで世話になることとなる。
涼太はSFファンで、「2010年の未来から人に会いに来た」というあかりの説明を受け入れ、あかりを住まわせて深町一夫を探す手伝いをすることとなった。
映画『時をかける少女』予告編
仲里依紗 Naka Riisa – 時をかける少女
コメント