20年、人を思いつづけたことはありますか。

【 データ 】

日本公開：2005年10月1日
製作国：日本国
制作：蟬しぐれ製作委員会
配給：東宝
ジャンル：時代劇/ドラマ
原作：藤沢周平「蝉しぐれ」
監督： 黒土三男
俳優：市川染五郎,木村佳乃,緒形拳,原田美枝子,今田耕司,ふかわりょう,小倉久寛,根本りつ子,山下徹大,利重剛,矢島健一,渡辺えり子,原沙知絵
イメージソング：一青窈 「かざぐるま」
受賞：第29回日本アカデミー賞　優秀作品賞
第18回日刊スポーツ映画大賞 主演男優賞（市川染五郎）
第30回報知映画賞 最優秀主演男優賞（市川染五郎）
興行収入：14億円
公式HP:http://www.semishigure.jp/top.html

【 DVD & 配信 】

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市川染五郎(七代目), 木村佳乃, 緒形拳, 原田美枝子, 今田耕司, ふかわりょう, 大滝秀治, 加藤武, 黒土三男, 藤沢周平, 市川染五郎(七代目) 邦画・洋画のDVD・Blu-rayはアマゾンで予約・購入。お急ぎ便ご利用で発売日前日に商品を受け取り可能。通常配送無料(一部除く)。

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【 解 説 】

川染五郎、木村佳乃主演の人情時代劇。舞台は江戸時代の東北の小さな藩。15歳の文四郎は、下級武士の義父・助左衛門を手本に剣術と学問に励んでいたが、父が藩の世継ぎを巡る陰謀に巻き込まれて切腹を命じられ、文四郎の生活は激変する。原作は人気時代小説家、藤沢周平の同名小説。

 

監督は「オルゴール」「英二」の黒土三男。黒土は原作に惚れ込んで15年もの間、映画化を熱望、03年のTV版の脚本を経て、遂に監督として映画化を実現。

 

イメージソングは完成した映像を見て感銘を受けた一青窈が手がけた「かざぐるま」。日本各地でロケを敢行し、収められた美しい自然の数々が、物語をさらにドラマチックに盛り立てている。

【 内 容 】

　東北の小藩「海坂藩」の下級武士である義父のもとで成長する牧文四郎は15歳。父・助左衛門を尊敬し、いつか父のようになりたいと思っていた。

そんな文四郎の生活は、隣家に住む幼なじみのふくに淡い恋心を抱きながら、小和田逸平と島崎与之助というとても仲の良い友人とともに、剣術と学問に明け暮れる日々。そんな中、与之助が学問の道に進むために江戸へ行くと言いだした。寂しさを隠しきれない文四郎と逸平。だが文四郎にもその後すぐに大きな異変が起きた。父が捕らわれたのだ。理由は以前から殿のお世継ぎの世子を誰にするかで藩内に起こっていた争い事に父がかかわり合っていたことにあるらしい。その日から文四郎の生活は一変する。罪人の子としての辛い日々がはじまった。。。

【 レビュー 】

映画館で観た時、久々に素晴らしい映画に出会ったと思った。

押さえた演技の中のふとした一瞥や一言が非常に印象的で力強く、

こんなに感動させられるとは、市川染五郎さんの演技に脱帽。

木村佳乃さんも気高く美しかった。

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自分は「愛」が何かを知らなかったんだなぁーっと、いい歳になって、今までいくつかは恋をしてきたのに、この映画を観てやっとわかりました。
こういう愛の存在に気づいていれば、自分にも違う人生があったのでは、と物思いにふけってしまいます。何も言う事はありません。情景にすばらしくマッチする音楽は最高です。観終わった後、一青窈さんの「かざぐるま」を聴くともう切なさがぐわっーとこみ上げてきます。

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時代劇の作品はあまりみないのですが観てよかったと思える作品でした。物語もさる事ながら、日本の原風景にも心を打たれます。おススメしたいです。

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