『霧の旗/山口百恵』

1970年~1979年
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殺人事件の中でめぐり逢った男と女。
それは哀しい運命の・・・・愛の始まり。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本公開:1977年12月17日
配給:東宝
ジャンル:サスペンス
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原作:松本清張
監督:西河克己
出演:山口百恵、三浦友和、三國連太郎、関口宏、夏夕介、児島美ゆき

 

【 解 説 】

 山口百恵&三浦友和コンビ、第7作目。 松本清張原作のサスペンス小説、2度目の映画化作品。

 1965年の山田洋次監督、倍賞千恵子主演版では、社会派サスペンスの色合いが濃かったが、こちらは三浦友和を狂言回しの新聞記者に起用し、メロドラマ的な要素を強めている。

 注目すべきは山口百恵の演技で、ヒロインになりきった凄絶な姿は当時のファンを驚かせた。女優百恵の代表作のひとつといえるだろう。

 兄を関口宏、弁護士を三國連太郎が演じている。弁護士と愛人の関係が、純愛風に描かれている点も、さすが百恵&友和による正月映画という感じだが、作品のできもしっかりしている。

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【 内 容 】

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 九州の片田舎で発生した、金貸しの老女の強盗殺人事件。被害者から金を借りていた中学教師の柳田が犯人として検挙されるが、殺害現場から金は奪ったが殺人は無罪を主張する。しかし、検察側は相手にせず、本来被告の味方であるべき国選弁護人ですら、反省の意志を見せろとせかすばかり。

 思いあまった妹の桐子は、高名な弁護士の大塚に弁護の依頼を申し出るが、拒絶される。

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 九州に帰っていた桐子は上京し、銀座のクラブでホステスとして働き始める。 桐子はそこで、同僚と飲みにきていこ啓一に再会した。正夫の無実説く啓一の言葉が、桐子の胸には辛く響いた。

 その頃、啓一は、大塚が正夫の公判記録を洗い直していることを知った。 啓一は桐子に会うと、正夫の無実を確信しているからこそ大塚が公判記録を改めているのだと熱っぽく語った・・・。

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