チェスカの銃弾がキミの心臓をブチ抜く
暴力と愛のサスペンス!
日本公開:1979年6月2日
製作国:日本
製作:大映映画
配給・松竹
ジャンル:サスペンス
原作:西村寿行
監督:山根成之
出演:夏八木勲、地井武男、鶴田浩二、島田陽子、藤巻潤、森田健作、池玲子、三田佳子、岡田英次
主題歌:「天使の墓標」/長瀬晴美
【 解 説 】
松竹青春映画の雄・山根成之監督が手掛けたハードボイルド・アクション映画。奇抜かつご都合主義のめだつ設定が矢継ぎ早に現れたり、また山根監督の演出にも慣れないアクションゆえか乱れは多いが、そうしたキテレツな部分を踏まえつつも、登場人物すべての想いが1匹の犬へと集約されていく過程はきちんと描かれており、憎めない作品となっている。
キャストの顔ぶれも豪華だが、特に地井武男の冷酷残忍な殺し屋が絶品で、彼を見るだけでもこの映画に接する価値あり。また名優・鶴田浩二は、これが最後の主演映画となった。
北海道から津軽海峡を越えて日本列島を南へひた走るゴロと、権力に弄ばれる人々が織りなすハードアクション。
【 内 容 】
北海道で狩猟中に飼い主とはぐれてしまった紀州犬のゴロ。並はずれた帰巣本能で一路東京へと向かう途中、汚職事件に巻き込まれた通産省の役人・永山に助けられる。事件のカギを握る永山は、命を狙う殺し屋から逃れるため旅を続けていた。
一方、永山と同じく事件の秘密を知る新聞記者が殺害されたことから警察も永山の捜索を開始する。だが、東京に向かう永山とゴロは、ある事件に巻き込まれたことから、殺し屋に居場所を知られてしまう…。
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