和歌山毒入りカレー事件

1990年~1999年
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 1998年7月25日、地域の夏祭り会場で供されたカレーを食べた67人が腹痛や嘔吐症状に。 自治会長をはじめ4人が死亡、警視庁科学警察研究所の調査で亜ヒ酸の混入が認められた。

  1998年10月4日、知人男性に対する殺人未遂と保険金詐欺の容疑で、近所に住む主婦、林眞須美が逮捕され、更に12月9日には、林はカレーへの亜ヒ酸の混入による殺人と殺人未遂の容疑で再逮捕された。

  林は、容疑を全面否認したまま裁判へと臨み、1審の和歌山地裁、2審の大阪高裁でいずれも死刑判決。 本人は犯行を否認。

   一審において被告が完全黙秘を行い、メディアがこれについて批判的な報道を行ったため、一審の判決文において黙秘権の意義に関し、専らメディア向けとみられる一般的な判示がなされるなど、刑事裁判の在り方の点から見ても特異な事件となった。

 1審、2審の大阪高裁において共に死刑判決を受け上告していたが、2009年4月21日に最高裁判所が上告を棄却。判決訂正も5月18日付で棄却したため死刑が確定した。林は戦後日本では11人目の女性死刑囚である。

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