大阪万博の開催に始まり、日中の国交が復興し、沖縄が本土復帰した1970年代。
オイルショックやベトナム戦争の影響で経済成長が停滞し、高度成長は終焉を迎え低成長時代に移行して社会情勢が不安定になり、厭世的な雰囲気に包まれた。
1970年 【昭和45年】
公害が蔓延し自然食がブーム。
4世帯に1台の割合でマイカー普及、その反動で道路を歩行者に戻そうのスローガンのもと「歩行者天国」実施。
1971年 【昭和46年】
ボーリングが大流行。待ち時間2~3時間もザラ。
日清食品「カップヌードル」発売。CMやテレビ番組「ヤングOh!Oh!」を通じ、若者のスナックとしてイメージ戦略を展開。
1972年 【昭和47年】
木枯らし紋次郎」の決めゼリフ
「あっしにはかかわりのねえことで」が流行語に。
カラーテレビの受信契約数が、白黒テレビの契約数をはじめて上回る。
1973年 【昭和48年】
桜田淳子、浅田美代子、山口百恵、キャンディーズがデビュー。アイドルの時代へ。
ベトナム反戦運動でアメリカの若者が着ていたアーミーシャツが流行、米軍払い下げの店が大繁盛。
石油ショックを受け「省エネ」が流行語に。省エネルックも登場。
国鉄(現JR)の電車にシルバーシート登場。
1974年 【昭和49年】
テレビ「火曜ビッグマッチ」で、野口五郎、西城秀樹、郷ひろみの新御三家が初共演。
映画「エクソシスト」公開。以降オカルトがブームに。
国立博物館でダ・ヴィンチの「モナ・リザ」を公開。150万人が長蛇の列を作りながら入場。
男の長髪が定着。サラリーマンでも初期のビートルズより長い髪に。
暴走族とともにつっぱりファッションも浮上。
1975年 【昭和50年】
「JJ」などの創刊により、ニュートラファッション(お嬢様スタイル)が全国的に広がる。ブランド物のバックやアクセサリーを買い漁る風潮はこのころから。
100円ガスライター[チルチルミチル](東海)発売。
健康食品?「紅茶キノコ」ブーム。
競馬ブームを巻き起こした「ハイセイコー」東京競馬場で引退式。
映画「タワーリングインフェルノ」「ジョーズ」公開。パニックものブームに。
1976年 【昭和51年】
「モンチッチ」(セキグチ)お猿の人形が大流行。
「ポパイ」創刊。男性もモノにこだわる時代に。
レッグウォーマーがちょっと流行
サーフィンブーム ファッションだけの丘サーファー登場。
1977年 【昭和52年】
プリントゴッコ(理想化学工業)発売。
「普通の女の子に戻りたい!」とキャンディーズ解散宣言。
映画「スターウォーズ」公開、全世界で大ブームに
某大学教授の「ジーンズは女性のはくものではない」という発言が論争を呼ぶが、ジーンズファッションは全国的に広がり、中年層にも浸透
「クロワッサン」「モア」など、女性誌創刊ラッシュ。
1979年 【昭和53年】
赤川次郎「三毛猫ホームズの推理」 森村誠一「野生の証明」がベストセラー。
江川卓をめぐるドラフト問題で球界が大混乱。
サザンオールスターズ、山下達郎等のサウンドが、湘南サーファーを中心に大人気に。
1979年 【昭和54年】
日本各地の小中学生の間で「口裂け女」の噂話しが大流行。 べっこうあめを5本渡すと許してもらえ「ポマード」と叫んで逃げればよいらしい。
NEC「PC8001」発売、パソコンブームの第一歩になる。
映画「ルパン三世カリオストロの城」公開 興行的にはあまりヒットしなかった
少年ジャンプ連載の「キン肉マン」が子供達の人気を独占。
YMOがレコードデビュー。テクノブーム到来。