「赤い迷路」

1970年~1979年
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赤いシリーズ第一弾。
臨床心理学者の父、そして妻と血の繋がらない娘…。

 

 

 

 

製作:大映テレビ
放送期間:1974年10月4日~1975年3月28日 全26話
放送時間:毎週金曜、21:00~22:00
放送局:TBS系
脚本:ジェームス三木
演出:今井雄五郎
出演:宇津井健、山口百恵 、小山明子、長山藍子、松田優作、中野良子、西沢利明、佐藤允
ナレーター:鈴木史朗(TBSアナウンサー(当時))

挿入歌:「去り行く今」 歌:ファースト・チリアーノ

 

【 解 説 】

 妻を殺された精神科医・結城(宇津井健)と娘(山口百恵)の出生の秘密が中心。 ちょうど山口百恵の複雑な生い立ちが話題になりはじめたころで、薄幸のヒロインははまり役となった。

 物語は臨床心理学者という夫の職業故に命を落としてしまった妻の遺体発見からはじまる。 娘にも忍び寄る危険と闘いながら、娘の実の母親の出現によって新たな愛へと向かう父親…。

 心の世界を探求する犯罪心理医学者の厳しさと誠実、そこに満ちた愛の物語。

 当時、まだ高校生だった山口百恵が学業と仕事を両立しながら永遠の乙女像を見事に演じきっている。

 週刊誌で山口百恵の出生、家族問題が報じられ、普段の大人しさも相まって暗い印象になりがちであった百恵を、非常に上手い形で脱皮させる事に成功した、殊勲ドラマと言えましょう。

 大スターになるには様々な強運が働くのでしょうが、彼女の場合はそれが本当に次々と働いて、短い芸能生活を飾れたと思います。

 

【 内 容 】

 大学精神科の教授・結城(宇津井健)は、新設された犯罪心理学研究所の所長に迎えられることに。 ある日帰りの遅い娘・明子(山口百恵)を迎えに行くと、そこで由紀子(長山藍子)と出会う。

 結城と由紀子は、15年前にある約束をしたはずだったが、結城は由紀子にその約束を守れていないと責める。 しかし、その約束が原因で由紀子は精神的な抑制から強度のノイローゼにかかっていることから、弟・潤(松田優作)は結城に激しい憎しみの炎を燃やしていた。

 研究所の開設パーティーに結城は妻・妙子(小山明子)と出席するが、妙子に電話が入りそのまま姿を消してしまう。その後、妙子が遺体となって発見される。

 妻の殺人事件を中心に明子は自分の出生の秘密、潤は結城家に起った事件に自らの運命を狂わせていく…。

 

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