「高校教師」

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「心配、いらないよ。アタシが、いるもん。
アタシが、すべて守ってあげるよ 
守ってあげる!」

放送期間:1993年1月8日~3月19日(11回)
放送時間:金曜日22:00~22:54(54分)「金曜ドラマ」
放送局:TBS
制作:TBS
原作:野島伸司
出演:真田広之,桜井幸子,京本政樹,持田真樹,峰岸徹,渡辺典子,赤井英和
オープニング:「ぼくたちの失敗」森田童子
エンディング:「ぼくたちの失敗」森田童子

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【 解 説 】

脚本家野島伸司の代表作。

女子校を舞台に、教師と生徒、あるいは教師同士の恋愛、対立とそれにともなう陰湿ないじめ、同性愛など、現実におけるタブーやアブノーマルな側面に材を得て描いた作品で非常に話題になった。

「登場人物らの背景に何があるのか」・「最終回の結末はどうなったのか」など、サスペンスの要素を織り込んだことも、それに拍車をかけた。

野島伸司より「近親相姦」をテーマとした作品が提案されたが、当初プロデューサーらは嫌悪感を抱いていた。しかし、野島の「ギリシャ神話のような作品を作りたい」という言葉に感銘を受け、直接的な性的描写を抑えた、繊細で透明感のある作品づくりを目指した。

なお本作では、真田広之演じる主人公の教師・羽村隆夫と婚約者の三沢千秋、羽村と彼を慕う教育実習生・田辺里佳との大人同士を除いてキスシーンがなく、全てそれを連想させるだけにとどめた演出になっている。

テレビドラマとしては珍しく、ドラマ撮影前に「シナリオ」が全て完成していた。これにより出演者たちは、登場人物の「運命や世界観」などを完全に理解して演技することができたことに加え、きめ細かな裏設定を実現することができ、伏線を演技で表現できたという。野島作品の中では唯一、この作品のシナリオだけ「ラストの展開の手直し」が行われた。

ヒロイン役の二宮繭は当初、観月ありさを予定していたが、台本の内容に賛同を得られなかったため、桜井幸子に変更された。また、ヒロインの親友・相沢直子の役も何人かの女優に出演拒否され、持田真樹が担当した。相沢直子に強姦する教師・藤村知樹の役を演じた京本政樹はそれまで『必殺仕事人V』など、時代劇俳優としてのイメージが強かったが本作で狂気じみた役どころを演じ、そのイメージを一変させた。

最終回の解釈 野島伸司は、「見る人の判断にゆだねたい。」とコメントしている。

新学期の朝、駅で出会った新任の生物教師・羽村隆夫(真田広之)と生徒・二宮繭(桜井幸子)。

無垢な魂を持った一人の少女との無償の愛の数々に、教師・羽村は自らの人生を狂わせていく…。

ラストシーンに描かれた禁断の愛の結末は大きな波紋を投げかけた。

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高校教師(真田広之、桜井幸子)【TBSオンデマンド】

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コメント

  1. […] 野島伸司が脚本を手がけた1993年の『高校教師』、1994年の『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』と、このドラマを合わせて、一般的に『TBS野島三部作』という。後年の『聖者の行進 […]